たこ吉の「資産1億円を目指す」ブログ

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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が、つみたてNISA の対象商品に加わった

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しばらく、投信の新商品などの動向をウォッチしていませんでした。

久しぶりにいろいろ調べてみると、eMAXIS Slim シリーズから、新たな商品が出てきていました。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) です。そして、さっそく2018年7月3日から、楽天証券などで、つみたてNISA の対象商品に加わっています。

S&P500は、言わずとしれた米国株式の代表的な指標の1つです。米国株の大型株500銘柄を投資対象とした指標で、米国の株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。

ウォーレン・バフェット氏が、自分の家族に勧めたことでも有名です。確かに、過去のパフォーマンスは圧巻です。

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今回は、eMAXIS Slim 米国株(S&P500)について詳しく見ていきたいと思います。

eMAXIS Slim 米国株(S&P500) を語る上で、比較対象となる投信は、iFree S&P500インデックス楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド) の2つでしょう。

これらと比較しながら、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) を見ていきます。概要をまとめると以下です。

 

  eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
iFree S&P500
インデックス
楽天VTI
運用会社 三菱UFJ国際投信 大和投資信託 楽天投信投資顧問
ベンチマーク S&P500 S&P500 VTI (米国ETF)

信託報酬
(税抜き)

年率0.160% 年率0.225% 年率0.157%

 

S&P500をベンチマークする投信の中では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が最も低コスト

今まで、S&P500をベンチマークする投信としては、「iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド(旧・i-mizuho米国株式インデックス)」と「iFree S&P500インデックス」がありました。

この2つのうち、より信託報酬が安い「iFree S&P500インデックス」が人気の投信でした。

今回の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、S&P500をベンチマークする投信として、「iFree S&P500インデックス」よりもさらに低コストの商品になります。

さすが、「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンドシリーズ」と謳っているだけありますね。この実行力は、信頼できますね。

日本円でS&P500に投資したい、S&P500をベンチマークした投信を買いたい、という方には、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がベストな選択肢でしょう。

つみたてNISAの対象商品にもなっているので、これからどんどん純資産が増えていくでしょう。2018年7月6日時点の「iFree S&P500インデックス」の純資産は、約50億円ですが、あっという間に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に追い抜かれそうですね。

 

楽天VTIとの違いは、中小型銘柄を投資対象に含めるかどうか

米国株式をベンチマークした投信として、今、一番人気があるのは楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)でしょう。

この「楽天VTI」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の違いは、投資対象の範囲です。

「楽天VTI」は、米国株式の時価総額のほぼすべてを含みます。大型株から中小型株までを含む、ほぼすべての米国株式市場に投資しているイメージです。

一方、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、先述の通り、米国の株式市場の時価総額の約80%をカバーするS&P500を投資対象としており、大型株だけになります。

中小型銘柄は、成長性が期待できるため、パフォーマンスは大型株よりも若干良くなる傾向があります。実際、中小型株を含むVTIと、大型株だけのS&P500のパフォーマンスを比較しても、若干ですがVTI(紫色線)の方がパフォーマンスが良いです。

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「楽天VTI」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の2つを比較した場合、どちらが優れているか?を考えた場合、信託報酬もより安く、中小型株を含みパフォーマンスも期待できる「楽天VTI」の方が優れているように思います。

分散投資という観点でも、より多くの銘柄に投資できる「楽天VTI」の方が優れていると言えそうです。

ただ、正直、どちらも素晴らしい商品だと思うので、大した差は出てこないように思います。

 

おわりに

つみたてNISAが始まってから、本当に素晴らしい投資信託がたくさん出てきました。

個人投資家からすると、本当に素晴らしい環境だと思います。今回、しばらくの間、情報収集を怠っていたわけですが、やはり情報収集の重要性を再認識しました。今後も、より良い情報を、より早く入手できるように、アンテナを高く張っておくことが重要だと感じました。