生きていく上でお金の不安はつきものです。
特に子供がいる家庭では家計のやりくりがとても重要になってくると思います。住宅ローンや子供の教育費など出費が多くなります。
一方で、将来のために貯蓄をしたい、投資にお金を回したいという思いもあります。
将来お金は増えていくのかそれとも減っていくのか、よく分からず不安になることも多いと思います。
私は、ここで重要だと思うのは「分からないから不安になる」という考え方です。つまり、明確に分かれば不安は減るということです。
私は、毎月11月には、翌年の家計の年間予算を立てることをお勧めします。
年間予算を立てることは、PDCAサイクルのPlanにあたる重要なステップ
参考までに、私のやり方を簡単にご紹介したいと思います。
やることを分解して説明すると、「①項目の洗い出し」と「➁予算の設定」の2つです。
①項目の洗い出し
特に、「①項目の洗い出し」が重要だと思っています。
毎月の収入はどれくらいか、ボーナスはどれぐらいもらえそうか、家賃や住宅ローンの返済はどれくらいになるか、子供の教育費用はどれぐらいなるか。
このような大きな項目は、みなさん見落とさずに項目として挙げていると思います。
それ以外にも、家族旅行や自己投資、趣味などにかける費用もひとつひとつ書き出します。
少額でも冠婚葬祭費用だったり、突発的な医療費なども計上しておくと良いでしょう。我が家でも、実際に、今年は突発的な手術を行うことなりました。予算を組む時点では、このような「万が一のとき」に備えた項目を計上しておくことが重要だと思います。そうすることで、余裕のある家計を実現できるからです。
➁予算の設定
そして、「②予算の設定」ですが、これは、過去の実績を元に、数字を設定するのが良いと思います。あとは、その年の目標ややりたいことと照らし合わせて、微調整していけばよいと思います。たとえば、今年は家族で海外旅行に行きたいとか、自己投資としてプログラミングを勉強をしたいからスクールに通いたいとかです。
①で設定した、項目1つ1つに対して、予算を設定していきます。なかなか大変な作業ですが、やり終えると、達成感と充実感が味わえます。
完成した年間予算を見返してみると、さまざまなことが分かります。
自分がどれくらい投資に回せるのか、貯蓄できるのか、が一目で分かります。収支がマイナスであれば、家計の改善策を考えることもできます。
収入を増やすのか、支出を減らすのか。支出の中でも、何を優先的に削減すべきか考える材料になります。
家計の年間予算をPDCAサイクルでチェックしていく
そして、ここからが重要ですが、その年間予算を立てることの本当の意味は、1年間を通じて、毎月、予算と実績の確認を行い、来年以降の行動を改善していくことにあります。
- Plan:翌年の年間予算の設定
- Do:翌年の1年間を通した実績管理
- Check:予算と実績の確認(最低でも年に1回は行いたい)
- Action:次の年の年間予算の改善
このようなPDCAサイクルを毎年回すことで、家計は確実に無駄のない筋肉質なものになっていきます。無駄を省いて、投資に回す金額が増えていくことに楽しみを覚えてくると思います。
是非、11月には、翌年の家計の年間予算を立てることをお勧めします。
おわりに
PDCAサイクルのCheckとActionも、つい忘れがちですが、非常に重要なステップです。家計のCheckとActionは、1月くらいに行いたいですね。また記事にしたいと思います。