投資、特にインデックス投資を学んでいくと、必ず出てくるのがリスクの話。
有名なインデックス投資のバイブルである『ウォール街のランダム・ウォーカー』でもリスクを効率的に減らして管理することの重要性が書かれています。
自分のリスク許容度はどれくらいか?
インデックス投資において重要なことの1つは、「自分のリスク許容度を知ること」だと思います。リスク許容度とは、自分が資産運用を行う上で、1年間でどれくらいの損失を許容できるかの度合いと考えて良いでしょう。
そう言われても、ピンと来ない人がほとんどでしょう。
以下のようなサイトもあるので、参考にしてみると良いと思います。
https://www.mizuho-sc.com/beginner/story2/riskreturn/risk.html
- 年収
- 年齢(資産運用可能な年数)
- 家族構成
- 保有資産
- 性格
などから、自分がどれくらいのリスク許容度なのか、タイプを把握することができるます。
自分の場合だと、まだ30代で、余裕資産も多少あり、家計も筋肉質なものにしてきているので、ある程度リスクを取っても良いようです。さらに、私の投資マインドとしても、インデックスファンドで「ぼちぼち投資を続けたい」というマインドながら、長期的には、株式市場に資産を全突っ込みしてもOK!というくらい積極投資型マインドです。
しっかり、余剰資金を確保しつつ、それらをリスクの高い株式市場に全突っ込みしていきます。
そうは言ってもリスク分散は必要と考えるので、株式市場の中でも、個別銘柄に投資するのではなく、VTIやVTなどのインデックスファンドへの投資を軸にします。
この形が、自分の性格、投資マインドに合致するなぁと常々思うわけです。
人生においても「どれくらいのリスクを許容できるか」を把握すると楽になる
リスク許容度の話は、別に投資に限った話ではないな、と最近よく思います。
このご時世は、現状維持は退化で、変化の激しい世の中。
常に変化が求められる時代になっていると思います。若い人ほど、そのようなマインドを持っているような気がします。「生き急いでいませんか?」と聞きたくなるほど、成長が鈍化しているのではないかと焦りを感じていて、変化を求めます。
しかし、変化にリスクは付きもの。
多くの人は、そのリスクにおびえて、現状維持を選択するわけですが、リスクの影響も検討せず、「前進あるのみ!」と突き進むのも無謀というものです。
ある程度は、自分が納得感を得られるまでのリスク検討はしたいものです。
- 収入が減っても良いのか
- 勤務地が変わっても良いのか
- 家族と離れ離れになっても良いのか
- そもそも家族構成をどうするか?(独身?子供は?)
- 職場の人間関係は最悪でも良いのか?
- 地位や名誉は譲れないのか?
などなど、自分が譲れない価値観を振り返り、どの項目なら許容できるのか、そしてどこまでなら許容できるのか。
しっかり、納得するまで考えてみると良いと思います。その人生のリスク許容度を認識しているかどうかで、人生を充実して過ごせるか決まってくると思います。