先日、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の手数料がとても安くて魅力的だという記事を書きました。
今回は、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」がベンチマークしている「MSCIコクサイ・インデックス」のパフォーマンスについて触れてみます。
MSCIコクサイ・インデックスとは?
おさらいですが、MSCIコクサイ・インデックスとは、MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供する、日本を除く先進国22カ国の株式を対象とした指数でした。
具体的な対象国としては、米国が50%以上を占めています。その他、フランス、イギリス、ドイツなどの西欧先進国、カナダなどが続きます。
株銘柄としては、大型株~中型株を対象としていて小型株は含まれません。
1986年3月31日に算出が開始されてから約30年の歴史があります。そのため、多くの投資家から、「日本を除く先進国株式投資」のベンチマークとして度々使われています。
MSCIコクサイ・インデックスのパフォーマンスをVTとVTIと比較してみる
では、気になるMSCIコクサイ・インデックスのパフォーマンスはどれくらいなのでしょうか。見てみたいと思います。
ここでは、MSCIコクサイ・インデックスとの連動を目指したETFである、「iシェアーズMSCIコクサイETF(TOK)」のパフォーマンスを見てみます。
比較対象として、VT、VTIを記載しています。直近5年間のパフォーマンスです。
(Yahoo Financeより)
濃い青:TOK(先進22か国)
水色:VT(先進国、新興国含む約47か国)
紫色:VTI(米国のみ)
TOKとVTは、ほぼ同じパフォーマンスです。若干、TOKの方が良いですね。どちらも5年間で約1.3倍になっています。
一方で、紫色のVTIは、TOKとVTのパフォーマンスを大きく引き離しているのが分かります。この5年間で約1.6倍になっています。ここ5年間、いかに米国が好調だったかが分かります。
設定来のパフォーマンスは、こんな感じです。
やはり、TOKとVTはほぼ同じパフォーマンスで、VTIがVTとTOKを大きく引き離す高パフォーマンスです。特に、2012年以降からの差の開きが顕著ですね。
これらのデータを見ると、やはり「米国、強し!」という印象を持ちますね。
各インデックスの中心が米国市場であることは間違いない
VTの国別構成比率は、米国が52.0%(2017年12月31日)。
TOKの国別構成比率は、米国が64.59%(2018年5月2日)。
どちらも、米国が中心であることは間違いないです。VTIの好調さを見ても、やはり米国株式市場のパフォーマンスが、一番期待できると言ってよいでしょう。
ただし、過去のパフォーマンスが良いからと言って、今後10~20年のパフォーマンスも同じように好調かどうかは誰もわかりません。
今後も、米国の成長を信じるならばVTIやS&P500と言った米国のインデックスに投資すべきでしょうし、リスク分散をさせたいと考えるならTOKやeMAXIS Slim 先進国株式インデックスなどのMSCIコクサイ・インデックスをベンチマークした商品や、VTなどの全世界への分散投資商品に投資すべきでしょう。
どれも、勝率が高い素晴らしい商品だと思うので、各人が許容できるリスクの範囲と、好みの問題になってくると思います。
<参考> 金融機関に働く友人との話。やはり、米国株への投資が基本になると思います。