何ごとも「見直す」ことは大事です。しかも、定期的に見直すことはすごく大事です。
投資においても当てはまります。今、自分は何に投資をしているのか?どれくらいの期間、投資をしているのか?定期的に立ち止まって振り返ることをおススメします。
「自分は淡々と投資を行えているか?」自問自答することの重要性
私も本格的に投資をはじめて、実に様々な商品を購入し、投資してきました。1回当たりの投資金額もさまざまですし、投資先、投資地域も様々です。個別銘柄を買ったり、投資信託を買ったり。
ここ数年は、右肩上がりの "無風" の市場だったので、それでも特に問題はありませんでした。そこそこ大きな利益を出してくれました。
しかし、これから先ずっと同じような環境ではないはずです。特に2017年のような市場は、この先そんなに頻繁にはないでしょう。
どんな環境でも安心して、自信を持って市場に居続けて、ある程度の勝率を残していくには、最低限、「自分の中で確立した戦略」を地道に、そして、着実に遂行していくことが求められます。
最近は、投資において重要な要素して、「感情を排除して、淡々と続けられるかどうか」が、大きな要素だと思っています。
そういう意味では、定期に自問自答をすることは、とても大事だと思います。
「今、自分は、自分が決めた戦略を淡々と実行できているだろうか?」
つい、無意識のうちに、当初の投資方針からずれてしまうことがあります。
興味本位に新しいバランス型投資信託に手を出してみたり、
しかも、資本に余裕があったからといって、一気に大量に購入してしまったり、
その結果、日本株式の比率が一気に高くなったり。
あれだけ、米国株式市場の比率を高めよう、と心に誓ったはずなのに…
このような後悔に似た感情を抱いたことがある人もいると思います。しっかり、自分の資産、投資先、保有銘柄を定期的に見直すことはとても重要だと思います。
日本株式比率が高くなることに注意したい
私も、見直す際のチェックポイントとしては、「日本株式比率が高くなりすぎていないか」という点です。できるだけ、日本株式比率は低くしたい。高くても20%以内には収めたいと思っています。やはり、米国株式を中心とした海外比率を高くした方が、国際分散と成長性の観点から望ましいと考えます。
手数料は安いに越したことはない
さらに、同じベンチマークの投資信託があれば、手数料がより安いものへと変更するようにしています。S&P500をベンチマークした商品として、今までは「iFree S&P500インデックス」が最低コストでしたが、eMAXIS Slimシリーズから「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が登場したのが記憶に新しいです。このように、同じベンチマークで、より低コストの商品が出てくれば、そちらに乗り換えた方が経費が掛からずお得になります。常に、最新情報に触れておくことが大事になります。
「管理」の観点では、保有銘柄は少ない方が良い
また、ポートフォリオの見直しをする際にいつも思うのですが、「管理」という意味では、保有する銘柄、ファンドはできるだけ少なくした方が良いですね。
「趣味」、「興味」という観点だと、いろんな商品を実際に購入してみて、自分の手で運用してみたいという気持ちもあるのですが、単純に「管理」の観点では、保有銘柄はシンプルな方が当然良いです。私は、投資は「趣味」のような感覚も少しあるので、悩ましいところです。
投資信託の積立投資の場合は、多くても、5つぐらいのファンドに収めたいですね。本当に投資方針がバチっと決まっていたら、「楽天VTだけ一本にしよう!」とか「eMAXIS Slim8資産均等型だけにしよう!」とか、1つのファンドでも良いのでしょうけど。
バランス型投資信託のメリットは、「リバランス」
先日、「楽天・インデックス・バランス・ファンド」という新たに登場した楽天バンガードシリーズのバランス型投資信託を紹介しました。
バランス型ファンドのメリットは、自動でリバランスしてくれる点ですね。これは、本当に良いと思います。
今回、私がやったような見直しというのが少なくて良いわけですからね。投資に時間と手間ひまをかけたくない人は、まさに「ほったらかし」でも大丈夫かと思います。
その場合は、自分が最適だと思う投資比率になっているかどうか、そして、手数料が安いことを確認して、ご自身が納得されたらOKと思います。
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」や、先日紹介した「楽天バランス・インデックス・ファンド」であれば、運用利回りはそこまで高くないかと思いますが、大失敗もしないでしょう。メガバンクの普通預金に預けて、0.01%で運用するよりはよっぽどマシです。
投資や資産運用について、あれこれ悩むのが嫌であれば、このような手のかかからない投資信託に集中投資して、そのぶん自分が好きなことに時間を使った方が、よほど楽しくて、幸せで、建設的だと思います。
おわりに
投資を行う上で、大事なポイントは、「見直し」と「リバランス」。最低限でも1年に1回は見直しとリバランスを行う必要があると思います。
(追伸)
今日も、ビジネス展開のための勉強とコンセプト検討。なかなか充実しています。