私は 将来に対するお金の不安がそこまで大きくありません。
そのように思う理由がいくつかあります。
一つ目は、決して多くはありませんが「安定した収入」があるからです。これは会社員や公務員の強みですね。
二つ目は、将来に向けて「投資」をしているからです。資産が増えるであろう投資先に コツコツと積立投資をしています。この先、多少の資産増減はあると思いますが、長期的な視点に立つと資産は増えていく確率が高いと考えています。
そして、最後に三つ目ですが、「将来必要なお金を見える化」していることが大きいです。 人生のキャッシュフロー表とでも、言っていいかもしれません。1回、じっくりと時間を取ってキャッシュフロー表を作ってみると、これから先、何にどれぐらいのお金が必要なのか、シミレーションできます。
人生のキャッシュフロー表を作るタイミング
この人生キャッシュフローを作るタイミングはいくつかあると思います。一般的に、「将来について考えるタイミング」と言い換えてもいいかもしれません。
- 社会人なったとき
- 結婚したとき
- 子供が生まれたとき
- 子供が小学校に入るとき
- 家を買うとき
などでしょうか。
このようなタイミングで、キャッシュフロー表を作ってみることをおすすめします。特に、この4月で新社会人になられた方や、お子さんが小学校に入学されたご家庭などでは、是非、一度キャッシュフローの作成や見直しをしてみるのも良いと思います。
キャッシュフロー表の作り方
今までキャッシュフロー表を作ったことがない人の方が多いと思います。私もそうでした。仕事上、会社のキャッシュフロー表を作った経験がある方は、家計のキャッシュフロー表も簡単に作れると思いますが、そのような経験がない人は、いきなり作るのは難しいと思います。そこで、いくつかのキャッシュフロー表の作り方を紹介したいと思います。
日本FP協会のフォーマットを参考にする
一つ目は、日本ファイナンシャルプランナー協会のホームページを参考にする方法です。家計のキャッシュフロー表だけではなく、さまざまなフォーマットが無料でダウンロードできます。
最低限の項目が書かれた、とてもシンプルなものです。最初に自分でトライしてみるには良いと思います。
プロのファイナンシャルプランナーに作ってもらう
二つ目は、プロに作ってもらう方法です。
自分の経験で言うと、家を買うときや不動産投資の勧誘を受けたときに、プロのファイナンシャルプランナーにキャッシュフローを作ってもらう機会がありました。サービスによると思いますが、基本的に無料のケースがほとんどだと思います。
ファイナンシャルプランナーの腕にもよると思いますが、自分の人生設計に応じて具体的なキャッシュフローを作ってもらえます。
私も作ってもらいましたが、さすがプロなだけあって、さまざまな知識を総合して、とても良いキャッシュフロー表を作ってもらいました。
慣れてきたらオリジナルのフォーマットに改良
私の場合は、最初は、このプロのファイナンシャルプランナーに作ってもらう方法でスタートして、その後は、自分なりに項目を追加、編集してオリジナルのフォーマットに改定していきました。
まずは、この二つの方法をベースに作ってみるのが良いでしょう。それを基に、自分の生活スタイルや人生設計に沿った形で項目を増やしたりしてキャッシュフロー表を修正するのが良いと思います。
具体的な数字にすることで、「なんとなく不安…」を解消する
このキャッシュフロー表があると、自分の収入だとどれぐらいの金額の家を購入できるか、あるいは、子供の教育資金としてどれくらいの金額が必要なのか、などを把握することができます。具体的な数字で表すと、漠然と不安に思っていたことが解消されます。
具体的な数字にすると、比較することができます。何円足りていないのか、なぜお金が足りないのか、どこを改善すればよいのか、一目でわかるようになります。こうすることで、「なんとなく将来が不安・・・」という気持ちがなくなります。
少し時間がかかるかもしれませんが 一度作ってみることをお勧めします。