投資をするうえで、いくつか重要な要素があると思いますが、そのうちの1つとして「心理面」が挙げられると思います。
淡々と「持ち続ける」ことの難しさ
以前の記事にも書きましたが、投資においては、「長期・積立・分散」が重要です。
「長期・積立・分散」が大事だとわかっていても、なかなか実行できないのが人間です。短期的な価格の上下に一喜一憂してしまいがちだったり、短期的な価格の上下で利益を得たりしてしまいます。そうではなく、最低でも10年、できれば20年以上という長期間、保有することでリターンを狙うのが長期投資です。
ちょうど、ここ数カ月は市場の調整があり、下落がありました。そんな中、どうしても、
「持っている投資信託を売って、現金に移すべきではないか」
「資産運用を始めたタイミングを間違えたんじゃないか」
「もっと下がるかもしれないから手放したい」
と考えてしまいがちです。
どうしても投資信託や株式を「持ち続ける」ことが、心理的に難しく感じてしまいます。
分散投資、特にグローバル分散投資をおこなっていたら自信を持って持ち続ける
しかし、そこで売ってしまったら、「高く買って安く売る」ことになり、投資の大原則である「安く買って高く売る」ことに反してしまいます。
投資先さえ間違っていなければ、自信を持って持ち続けることが大事になります。(と言っても、私は、20年以上の投資経験がないため、実体験がありませんが…)
では、正しい投資先はどこなのか?ということですが、「全世界の平均点に投資する」という考え方であれば、投資先としては間違わないと思います。
具体的には、「分散投資」という観点では、以下の2つの投資信託が優れています。
大きなリターンは望めないかもしれませんが、長期投資することで、まず負けない投資方法かと思います。
機械的な投資で心理面の影響を軽減させる
心理的な影響を軽減させる方法として、「機械的に投資する」ことも有効です。具体的には、毎月あるいは毎日購入する積立投資の方法や、ウェルスナビのようなロボアドバイザーにすべてお任せして積立投資を行う方法もありでしょう。ロボアドバイザーであれば、リバランスも機械的に行ってくれるため便利です。
私も、どちらかというと短期の価格の上下に過剰に反応してしまいがちなので、なるべく機械的に淡々と投資を行いたいと心掛けています。
自分の余剰資金を把握して、無理のない積立金を設定し、さらに、目指すべきポートフォリオを決めたら、あとは機械的に淡々と投資を続けていきたいですね。本当ならば、証券会社のサイトもなるべくチェックしない方が良いのでしょうけど、ついついのぞいてしまいます。。
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10年、20年というのは、かなり長い時間ですので、その間の「心理面の安定」も投資において重要だと感じる今日この頃です。