つみたてNISAで積み立てている「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、通称「楽天VTI」ですが、その純資産が順調に伸びています。
自分が投資しているファンドの純資産が増えていき、魅力的なファンドへと成長していくのは嬉しいものですし、投資している以上はそうなって欲しいと願うものですよね。
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」とは、どんな商品か?は以前、記事にしました。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは積立投資の柱となるファンド
投信ブロガーが選ぶ「Fund of the Year 2017」にも上位に選ばれている、人気のファンドです。
その楽天VTIの純資産が順調に伸びてきており、84.67億円(2018年3月30日時点)になっています。
青色のグラフが純資産総額ですが、右肩上がりになっています。
いかに、人気の商品で、短期間で資金を集めているかがわかります。
「iFree S&P500 インデックス」の純資産の伸びはいまいち…
同じく人気の米国株式インデックスファンドである「iFree S&P500 インデックス」の純資産の伸びは、もう一つ…という印象です。
「iFree S&P500 インデックス」の純資産総額は35.79億円(2018年3月30日)です。
商品が出てきたのは、「iFree S&P500 インデックス」の方が1か月ほど早かったわけですが、純資産総額の伸び率で言うと、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の圧勝の結果になっています。
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が人気の理由① 手数料が安い
まずは、これだと思います。手数料の違いです。 「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の手数料は、「iFree S&P500 インデックス」よりも、0.07%ほど安い設定です。
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 年0.1696%(税込) |
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iFree S&P500 インデックス | 年0.243%(税込) |
どちらもかなり安い手数料で、良い商品であることは間違いないと思いますが、「やはり手数料は安い方がいい」、と考えてしまうのが人間です。
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が人気の理由② 成長が期待される中小企業が含まれている
もう1つ理由を挙げるとすると、「投資対象に中小企業を含んでいるから」というのもありそうです。
楽天VTIは、大企業から小企業までを投資対象にしているのに対して、iFree S&P500 インデックスは、時価総額上位500'社のみを投資対象としています。
そうすると、より成長が見込める小企業が多く含まれているiFree S&P500 インデックスのほうが、今後の成長に期待できます。
日本だと、トヨタ自動車よりも実力のあるベンチャー起業家の小企業の方が成長が期待できます。特に、米国の場合、GoogleやFacebookのように、ベンチャーから始まり、巨大企業まで成長するのが少なくありません。
その結果として、中小企業までを投資対象に含んでいる楽天VTIのほうが期待値が高くなるのも理解できます。
おわりに
楽天VTIもiFree S&P500 インデックスも優れたファンドであることは間違いありません。米国の主要インデックスに低コストかつ簡単に投資ができてしまいます。今後の純資産の推移やパフォーマンスにも注視していきたいですね。