たこ吉の「資産1億円を目指す」ブログ

30代のフツーのサラリーマン。資産1億円を目指して資産を増やし中です。

【書評】「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本

f:id:simple-money:20180430221750j:plain

子どもがいる家庭は、常に教育費が気になると思います。

私の子どもは未就学児ですし、いわゆる「お受験」もさせるつもりもないので、当面の教育費は気にしなくて良いです。しかし、長いスパンでの人生設計はしておきたいので、早めに教育費の知識を高めておきたいと思っています。

私は、すでに人生のキャッシュフローは作成しているので、ざっくりではありますが、子どもの教育費を設定しています。今のところ、おおよその金額を設定していて、少し多めに設定しています。

今回は、教育費の見積もりの精度を高めたいと思い、いろんな本を読んでいました。

その中で、教育費に関して、とてもまとまった本に出会ったので紹介します。

 

 「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本

 

この本は、タイトルの通り、「教育費をどうしようかな」と思ったときに読む、最初の1冊として良いと思います。色んな情報がかなりコンパクトにまとまっています。うまいタイトルだなーと思いました笑。

この本の良いところをいくつか挙げたいと思います。お子さんがいらっしゃるご家庭は、是非一度読んでみることをおススメします。

 

良いところ①:教育費の総額が具体的である

  • 幼稚園から大学まですべて公立だった場合
  • 中学から私立だった場合
  • 大学は自宅から通う場合と自宅外から通う場合

など、事例が豊富であると同時に、それぞれの教育費の総額が具体的です。情報源は、文部科学省や日本政策金融公庫など、信頼できる機関のデータです。それらのデータをコンパクトにまとめてくれていて、とても役立ちます。

各家庭で、「自分の子供にはこのような教育、学校に行かせたい」という方針に沿って、簡単に教育費の総額がわかります。人生のキャッシュフロー表を作成する上で、とても役立つ情報で、何より自分で調べる時間が省けて効率的です。

 

良いところ②:「奨学金、公的制度の徹底活用法」がとても有益!

途中に、「奨学金、公的制度の徹底活用法」という章があるのですが、これが有益な情報です。

知らないことが多くてびっくりしました。児童手当くらいは知っていましたが、さまざまな公的制度や奨学金があることに驚きました。

「自分の家庭は、世帯収入が低いから、子どもに満足な教育を受けさせてあげられない。。。」

とあきらめるのではなく、国の制度や奨学金制度を利用すれば、選択肢が広がります。「情報格差」に陥らないように、常に最新の情報は仕入れておきたいですね。

 

良いところ③:最新の受験事情の情報も豊富

子どもに小学受験や中学受験をさせるかどうかは、家庭によると思いますが、多くの子どもにとって、高校受験と大学受験は通る道だと思います。

その受験に関する情報も、すごくよくまとまっています。最近は、地方の地元志向が強くなってきていて、地方から上京してきて大学進学するケースが減ってきていて、都心の大学受験が有利になってきているなど、なかなか面白い指摘やデータもあります。

もちろん教育費という観点で、塾や学校の教育費用のデータもしっかりまとまっています。

 

おわりに

もろもろ含めて、教育費に関する情報がまとまった良い1冊だと思います。子どもの教育費について、情報を整理したい人にはおススメの1冊です。